* ストーリー *


少し長めのカーブを曲がりきったところで、窓から海が見えてきた。

ほんの少し前までは、密集した住宅地や立ち並ぶビル群だったってのに、
今の景色は、左手に海、右手が山がそびえ…

何と言うか…俺の田舎を思い出すって言うか…いや、詳しく語るのは避けよう。

環状線の駅から、このモノレール乗り換えて30分しかたってなくてこのザ……
…恵まれた自然にありつけるなんて、まだまだ日本も捨てたもんじゃない。

土曜の昼間だから、というわけではないのだが、
この車両にいる乗客は俺を含めてたったの二人…

それもそのはず、ここから先の駅は全て一つの施設に行くため「だけ」のものであり…
−と言うよりこの先にはその施設しかない−
しかもそいつは関係者以外現在立入禁止ときてる。


ほら見えてきた、あれがそうだ

Z県N市Y町1番地「ブルーシール」。
ちなみにY町に番地は一つしかない。

来月オープン予定の総合アミューズメントパーク。
そして俺の新天地。

そう、新天地。
バイト扱いで、しかも当分は研修生の身ではあるが、俺の新しい仕事場。



『ブルーシール』に集まった仲間たちとの楽しい話、笑える話、
ドタバタする話、ちょっと切なくなる話…
いろんな物語がはじまる『ブルーシール』

さあ、皆で『ブルーシール』へ遊びに行ってみようよ。