東京郊外の静かな住宅街「実が丘(みのりがおか)」。
その街を見渡す小高い丘の上に、古風な洋風建築の建物が建っています。
丘の緑の中にたたずむその建物の名前は「青葉館」。
敷地内に喫茶店もそなえ持つ、少し変わったアパートです。

5月のある日、主人公・河野優利は亡くなった祖父の代わりとして、家主兼管理人になるべく青葉館を訪れます。
優利を待っていたのは、新しい出逢いとにぎやかで心温まる共同生活。
次第に優利は新しい暮らしに馴染んでいきます。
優利は出会った人々の悩みを知り、恋をして、穏やかな初夏の季節は静かに紡がれていき…。
いつまでも続くかと思われた、優しい時間の中で。
優利は知らず知らずのうちに、不思議な物語へと誘われていきます…。