「パチヲさんからの質問です。
『マッチョになりたいのですが、
簡単で効率良く鍛える方法を教えてください』」
「そういったことは、
わたくし達にお聞きになられるより
専門家の方に聞いた方がよろしいのではなくて?」
「はっ!
相変わらず頼りにならぬ女だ」
「…また姫様は
余の奴隷になれ、
と答えるおつもりなのでしょう?」
「…ワンパターン」
「ふふふふっ、愚かなり!
余がいつも同じ答えを返すと思ったか?」
「姫様のお答えは常に万華鏡のようなのですよぉ!」
「…でしたら、どのように答えるのですか?」
「体を鍛える時には、イメージが大事だ。
ただダラダラと鍛えるのではなく、
鍛えた体をどう使うかをイメージしながら鍛えるのだ!」
「なるほど、イメージトレーニングだね?」
「…少しはまともそうな答えですわね」
「余が推薦するのは、
忌々しい簒奪者どもを討ち滅ぼすイメージだ。
これで力が入らなければ嘘になるぞ!」
「殲滅なのですぅ!」
「わたくしの顔を見ながら言わないでください!
もっと普通のことをイメージすればいいのです!」
「普通だと? はっ! そのような曖昧模糊な答えで
余の奴隷が納得するわけがなかろう!
具体的に申してみるがいい! まあ無理だろうだがな!」
「くっ…! では言わせていただきますわ。
国内に無用な混乱を引き起こしている偽姫的な不穏分子2名を
わたくしの権力をもってして完膚なきまでに叩き潰します!」
「そのようなカタルシスあふれるイメージを保ちながら
パンチ、キックを繰り出すのです!
気持ちのいい汗を流せますわ!」
「…今さりげなく余の悪口を言わなかったか?」
「うふふっ、姫様の気のせいではないですか?」
「えっと…、とにかく、
ムキムキになった自分の姿を
イメージしながら鍛えてみてくださいね?」
<次回へ続く>
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