「マンシーさんからの質問です。
『彼女ができません、出来るコツを教えてください』」
「内面と外見を磨いてはいかがかしら?
一般的な答えですけど結局はそれが
一番の近道だと思いますわ」
「………(うんうん)」
「キサマの愚かさもここに極まれりだな」
「極まったのですぅ!」
「…そうわたくしを侮蔑するからには、
素晴らしい解答を用意しているのでしょうね」
「当然だ!
余の奴隷になればいいのだ!」
「さっきと同じような答えだね…」
「………(やれやれ)」
「ふふふふっ。いずれ余はヴィジャヤ王国を再興する!
女とは時勢に敏感な生き物!」
「姫様の奴隷だなんて素敵の頂点にて極地だわ!
…そのように叫んで、
女どもが近づいてくるに違いないのだ!」
「姫様のアドバイスはいつも的確なのですぅ!」
「…とてもそうは思えませんわ」
「………」
「ふふふふっ、余があまりにも的確だからといって、
僻むものではないぞ」
「僻んでなどいません!」
「余の奴隷になれば、
間近で余の威光を浴びることができる上に、
女にまでもてるというのだから…自分が怖ろしい」
「姫様は怖ろしい方なのですぅ」
「…これが答えでいいのかな?」
「いいわけありませんわ!」
「えっと…それじゃ…。
内面と外見を磨きつつ時代に乗る…と。
…でもあたしは時代と割りと無関係な
しっかりした男の人が好みですよ?」
「女の人だってたくさんいますから、
コツというのは難しい思いますわ。
だからこそ内面と外見を磨くのです」

「磨く余裕があるなら余の奴隷になるのだ!」
「あーもー、姫様は黙っていてください!」

<次回へ続く>

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