● ストーリー
 二年生。
 初々しくも不慣れな初年度の学園生活を終え、新学年になり、
 後輩ができ、でも受験にはまだ間があって。
 最も穏やかに流れる一年。
 緩やかに熟し始めた青春の実は、のんべんだらりとやるせない
 時間を送っていた主人公、岡本悠樹(おかもとゆうき)
 の学園生活にも、変化の兆しをもたらし始めていた。
 が、しかしそれはいきなり姿を現したのではなかった。
 桜散り、僅かな初夏の後訪れた重い梅雨空の下、
 じっと息を潜めていたのである。

 風が、夏の匂いをはらみ始めていた……。