「うう~ん…どこいっちゃったんだろ…?」
「えぇーと…」
「やっぱり、ここじゃないのかな?」
「……ない…」
「…はぁ」
「どうかされたのですか? 何か探し物ですか」
「えっ…? あいたっ!! い、いたぁい…」
「大丈夫ですか? 今凄い音がしましたけど」
「だ、大丈夫ですぅ」
「椅子の手すりにぶつけるなんて、器用ですね。
 何を探されてるんです?」
「あ、ええと。ちょっとペンをなくしちゃって、探してたんです」
「ペン…どの辺りで落とされたのですか?」
「それが、分からなくなっちゃったの!」
「2階なのは確実ですか?」
「はい! それは間違いないと思うんです」
「では、少しご一緒します」
「えっ!? い、いいよ! いいです大丈夫!!」
「長い間は探せないので、少しだけ。私はこちらを探しますね」
「あ…う、うんじゃあ私はこっち」